【JAL】B777一斉退役

JALが保有しているB777のうち、PW4000系エンジンを搭載する国内線用機材全てを2020年度末を以って退役させたという事です。

国内線B777はA350導入により順次退役予定となっており、2020年度内で6機退役、2021年度に7機退役という計画だったのですが、UAとJLで発生したエンジン破損事故により、運航停止状態になっており、保有しているものの飛べない状態で日本のどこかで駐機されている状態です。

COVID-19の影響で減便を余儀なくされている状況なので、機材数的には問題が無いという判断から代替機であるA350の納入を待たずに退役させたといったところでしょうね。

ただ退役させたとはしているものの運航停止の状態が解消されていないため、売却のためのフェリーフライトもできずに日本のどこかで駐機されている状況は変わらないのですが。。。

国際線用B777はGE90系のエンジンを搭載していることもあり、飛行は続けられています。そのため代替機材として国内線にも投入されている。

B747退役後B777-300の国内線仕様機が500人を超える運送手段だったのですが、事実上これだけの大人数を移動させる機材が無くなっているという状態になってますね。A380は520席仕様ですが、国内線に就航していないので。。。

国内線用機材として、現状ANAはB787-9、JALはA350-900が最大積載人数となりますが、どちらも400席弱です。

発着枠が限られている以上機材の大型で対応するしかないのですが、発着枠が増えたり1席当たりの運航コストが下がっていることなどのもろもろの変化が大型機減少につながっているのも事実ですね。。。

大型機ばっかり買いまくっているEKがおかしいんじゃ。。。